Selamat Hari Raya Aidilfitri.
ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、マレーシアで初めて過ごしたラマダン月が終わりを迎え、これまたマレーシアで初めてのハリラヤを過ごしました。
ハリラヤについてはもちろん、マレーシアを知るようになって数年した頃からは知っていたし、どんなことをするのかどんな料理をいただくのかくらいは知っていましたが、自分が外側からではなくて実際にマレーシアの家族と一緒に過ごすのは今回が初めて。色々初めてのこともあったけれど、ハムザがやっているのを見ていたり、私は遠くから見ていたり、そして時には自分もやってみたり、な色々初体験なハリラヤとなりました笑。
ラマダン月の最後4日間くらいからは実家に帰り、ハリラヤの準備をしながら過ごす日々でした。お祝い料理に欠かせないクトゥパッをお義母さんが作っていたり、新しいバジュクルンを買いに行ったりして過ごしました。…昔、まだハムザと友達だった頃の2014年にこんな記事を書いてる。→「ハリラヤの準備」数年後、自分がこのキッチンがある家で、まさかハムザと結婚してハリラヤを過ごしているなんて思いもしない、当時の私です。。。
ハリラヤ当日は、カラーを合わせて購入した新しいバジュクルンとハムザはバジュメラユでおめかししまして、家族達と記念撮影をしたりまずは徒歩で行ける近所の親戚のお家にご挨拶回りに出かけたり。
私は全部初めてのことだったので、ハムザや姉弟達のやるように一緒に過ごしてみました。行く先々でお料理が用意されているのですが、毎回たくさん食べるとあっという間にお腹がいっぱいになってしまいます…。毎回2口3口食べる程度でとどめるようにしていました。それでも午後になる頃には苦しかったし、毎回ルンダンと白米で作るクトゥパッというメニューなので、私は初日にしてもう、ルンダンは見たくない…状態に笑。油たっぷりだし、お肉だし重い…。ハリラヤ2日目の夜にはたぶん油の過剰摂取でお腹を壊したのもあって、3日目はほとんど食べ物がいらない状態になり、それもあってお菓子ばかりつまんでいました笑。
一日のうち半分くらいは、実家を訪ねてくるお客様を迎えておもてなしし、半日は家族みんなであちこち出かけてご挨拶をして回る、という感じの数日間でした。実家にもたくさん親戚とかお客様がいらっしゃって。ハムザはちゃんと皆さんとご挨拶してお話してましたが、私は全部お会いしていると疲れるとハムザが気遣ってくれて、奥で昼寝をしたりしてわりとのんびり過ごしていました。ハムザが「ご挨拶してほしいな」と思った時だけ私を呼びにくるので、その時だけ身支度をしてヒジャブを巻いて出ていくような感じでした。確かにずーっとじゃかなり疲れそうだったので、色々気遣ってくれたハムザに感謝です。夫婦になって初めてのハリラヤを一緒に過ごすことができて、本当に幸せだし、これからもっと仲良く暮らしていきたいです。いつもたくさんの愛情をありがとう。
今まで、外側から漠然と見ていたハリラヤだったけれど、初めてフルで断食も経験して自分なりに頑張ったと思えるラマダン月を過ごして思ったことは、色々考えたり悩んだりしながらのラマダン月一カ月を過ごした後のハリラヤはこんなにも嬉しく、身体の奥底から込み上げる幸福感があるのだということ。もちろん、もっとしっかりラマダン月を過ごしている人からしたら、私なんて何もできていないラマダン月に映るのかもしれませんが、未熟者なりに頑張って過ごした一カ月でした。ちょっと苦しい思いもしたし、泣いてしまった日もあって。そんな日々を過ごした後のハリラヤだったので、今まで感じたことのないハリラヤの捉え方で、とても晴れ晴れとした気持ちで過ごすことができて、本当に良かったです。


